悲劇は繰り返されるのか……!!

あー。セインで使わせてもらってたユニットアイコンがひとつ残らず撤収されたときのことを思い出した。
あの時はあれがきっかけでユニットアイコンに手を染めることになり、
結果、出来の良し悪しは別にして、統一感のあるシナリオが出来たことをむしろ喜んだものですが。
そういう意味ではあの件に関しては撤収してくださった事を非常に感謝致しております。


そう。あの時から思うようになった。
他人の素材なぞ使うもんか!って。
実際、セインは武器アイコン以外の画像はすべて自作でまかない、MIDIは削除要請など絶対に降りないと確信できるもの以外は添付やら指定やらしていません。
すごく人間不信だ。
でも、そう、武器アイコンだけは。信頼できる方から直接お借りしているので、トラブルがあることなどないと確信しています。
これがどうにかなったらもう何もかもやめるしかない。


そういう目で見ると。いくらコミュニティが大きくて、素材配布のシステムが整備されていようとも、最終的には、素材を使う側・提供する側双方の1対1の誠意ある交歓が大前提なのだなぁ、と感じた次第です。


つまり、「突然全部引き上げ」という行為をしないと信じることの出来る人の素材だけを使っていけばよいのではないかと。
イコール、SRCシナリオという作品を「今だけプレイできればそれでいいもの」とは思っていない人ということになりますか。


以前、明徳義塾が出場停止になったときにも書いたことだけど、あの時は同級生や先輩がタバコを見て見ぬ振りするような校風の学校を選んだ選手も自業自得だと思いました。
そう、松井を全打席敬遠した、高校野球をビジネスとしてしか見ていない明徳義塾(と例のあの監督)を選んだのだから、そういうリスクもあるだろうと。


数年前にも確か大撤収がありました。パイロットアイコンかなにかの。
私は、偶然アイコンを自作できる立場ですが、もしそうでなくても、何があってもその方のアイコンを使うことはないでしょう。
素材を作成した人物までひっくるめて、作品なのかもしれません。
むしろその可能性も受け入れて、撤収というリスクを覚悟しつつ刹那の完成品を楽しむというスタンスもありだとは思います。
その場合、「今素材があれば事足りる」わけで、当然、こうやって書いていることは意味を成さなくなります。
ただ、私はとてもそういう姿勢でシナリオをつくることはできそうにありません。
(と、書いていて思ったのは、シナリオを「刹那の完成品」と思えない私の方が異常なのかもしれない……ということですが。)



選ぶ側にも自己責任が要求されるということなんでしょうか。
イラクに行くのも自己責任。撤収の危険を踏まえたうえで素材を使わせて頂くのも自己責任。
悲しいけど、SRC自体が顔の見えない匿名社会の上に成り立っているのよね。


で、結論として、かつて撤収したことのある方の素材は意図して使用を回避。そしてそれ以外の、撤収の可能性が不明瞭(これが大半だと思われますが)な素材に関しては、自分である程度覚悟をして、それが嫌なら自力でなんとかするか、確固たる信頼関係を築いてから使わせてもらうか、のどちらかの手段をとるというのが自己防衛策なのかな。私はこれらの可能性のうち、「撤収のリスクを覚悟する」という手段がどうしても受け入れ難いので、こんな文章を書いているのだと思います。


大げさすぎですか?でも、あまりに悲しいことに思えたので、正直に書きました。
自分に直接影響があったわけではありません。が、削除されたMIDIを指定してあるシナリオを知っているので。
私はシナリオとアイコンの両方を自分で製作している立場ですが、シナリオオンリーの方の立場、そして素材提供のみをされている方の立場から見るとぜんぜん違うのかもしれませんし。

素材提供者としてうっとおしいトラブルに巻き込まれてないからそんなことが言えるんだ!とか、
自分には影響がなかったからそんなことが言えるんだ!とも思われる方もいらっしゃるかもしれません。


一つ気になったのは、上で、一対一の交歓と書きましたけど、削除されたMIDIは作者が分からないようになっていたんですね。
これでは、個人的に作者を信用することなどできるはずもなかったですね。
ちょっとこの辺は再考の余地アリかと思います。
あの書き方だと、「運営組合」にすべて委ねたから削除要請が通らないととられてもおかしくないのではないかと思います。
せめて匿名希望にすればよいのではないかと。
って、今それどころじゃないのかな。よく知らないけど。

しばらくSRCのことには疎かったんですが、久しぶりにいろいろ日記を拝見していくうちに今回のことを知ったわけですが、皆さんかなり冷静で。
ここまで意見書いてしまってる方も見かけないので、少々不安ですが、上にも書きましたとおり正直な気持ちを隠さず書いてみました。